はてなキーワード: ソーカルとは
前増田だけど、いやまったくそのとおりだと思う。それがわかってない人たちが起こしたのがソーカルショックだと思うし。
うちの親父なんかも常々「器用貧乏にはなるな」って言ってるんだけど、ごめんなさいお父さんあなたの息子は典型的な器用貧乏です、、、。
言語学とかあの辺は、昔のポストモダンとかの中心だったみたいだからねえ、よく知らんけど。
で、そういうものの結論として、「世の中の色んなものは色んな形で交わっている」みたいな(リゾーム?)こと言い出して、
「だから学問ごとのジャンルの壁を取っ払っちゃおう」みたいなことで、日本なら80年代にニューアカデミズムとか始めたんだけど、
けっきょく下火になってなあなあで終わっちゃってるしねえ。リベラルアーツとか。ソーカルさんに「とは言ってもお前ら専門外のことに首つっこんでわかった気になってるけどそれ全然理解できてないよ」って文系の学者が無理して理系の学者の使う方法で一生懸命作ったもののバカさを指摘されて、「やっぱだめかあ、、、」ってなっちゃったのもあるんだろうけどね。
とは言え、これからまだまだジャンルの違うとされてた学問が関連付けられていく余地はあるんだろうけどね。解剖学と大脳生理学と精神医学と心理学とかさ。
その昔「ニューアカデミズム」というのがあってだな、まあ簡単に言えば学問ごとに閉じこもるのやめて他のもの(他の学問だけじゃなく社会も含む)と混ざっていきましょうって考えだったんだが、いつのまにかなかったことになってしまったな。
「リベラルアーツ」なんてのにちょっとだけ残ってるくらいだけど。でも実際に今リベラルアーツやってるのなんてFランクばっかりだけどな。
http://blog.goo.ne.jp/268tkfpp5znlw/e/7f09e7dd47904e1657d5784ddcc4f6f2
↑この辺が分かりやすい。
ブルース・リーなんかは哲学専攻でその辺ちゃんとふまえてたから、格闘技の中(外)ですんごく高レベルな一種のリベラルアーツをやってるね。
ドゥルーズのリゾームなんかと並走してたんだろうな。この辺の人らはソーカルにボコボコにされたけど、内容はともかくソーカルが来たってだけである種の目標達成でもあるからねえ。
さらに言えば構造主義ベースでリゾームなんかがあるとすれば、その前段階には実存主義があったわけだけど、その教義(?)の一つとして「アンガジェマン」ってのがあって、文学者の社会参加とかそういう訳し方されてるけど、その辺が回り回ってリゾームのルーツなわけだ。で、実存主義全盛時代、左翼運動の中心には文学者であるサルトルがいて、そういうのの影響をもろに受けてるから石原慎太郎は政治家やってるわけだね。
まあその後の流れを言うとフランス2月革命大失敗で反抗ブーム終了、レビストロースさん(文化人類学者の人ね。未開の部族とかにつきっきりで研究したりする人)がソシュールさん(言語学を変えちゃった人ね。それまでの言語学ってどこの言語がどこへ伝わってこうなったとかだったんだけど、そういうの全然をやらないで、どの言語にも当てはまる構造を考えた人ね)を発見して自分の学問に当てはまるのなんのって、みんな「おれのも当てはまる」「おれのも」「おれのも」で構造主義ブーム到来。そうこうしているうちにもっと複雑にアレンジできんじゃんとドゥルーズさんはリゾーム作っちゃうしデリダさんはディコンストラクション(文章Aがあった時、それがAかは意味としては決めつけできないけど、少なくともBじゃない、Cでもないとは言える、って具合に文章を読む読み方ね)だバルトさんは記号で日本もディコンストラクションしちゃうよでもう大騒ぎしてるところにソーカルさんていう量子論の学者の人が「お前ら自然科学の用語とかそれっぽく使ってるけどメチャクチャじゃんかいいかげんにしろ」と言い出してシュン。←いまここみたいな。感じでしょ。ソーカルショック恐〜。
こういうのっておもしろくないんだよね。日常の行動に当てはめられにくいっていうかさ。
「この世界全部ウソ。俺の意識だけ本物」とか言うやつに「あ、それプラトン」とか言いたいわけさ。
ちょっと変えてみた。まだわかりにくいかな。