「休日は何をしてるんですか―」
ありふれたいつものアンケートを契機に、面接モードの自分が頭を絞り出す。
しかしその刹那、彼女はこう続けた。
「―って聞かれたとき、なんて応えればいいかむずくないですか」
そういって笑った。
プロポーズの言葉よりも印象に残る笑顔。
ああ、彼女だ。
ようやく、その人にめぐり合えたんだと思った。
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