■顔を削らないとかわいくなれない
顔が長い。
他のパーツは、実はそう悪くない。
目もありがたく二重に産んでもらったし、鼻も嫌いじゃないし、唇は薄いがまあ不満はない形だ。
それらが、クソ長い顔の上にざっくりと置かれている。それぞれのパーツのよさが、顔の長さで全てダイナシになっている。それが私の顔だ。
調べても調べても、これは骨を削るしかないみたいだ。流石に怖くてできる気がしない。整形に行ける人は、痛みを背負う覚悟をした人ばかりだ。尊敬する。
今日もこの顔をぶら下げて生きるしかない。早く自分で決めたアバターで生きていける日が来てほしい。もっとかわいい服が似合う人間に生まれたかった。苦しい。
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