暗闇で自由を噛みしめる。ティッシュを箱から抜いて丁寧に四角に折り、そこで既視感の正体に気がつく。
薬物の乱用だ。
マリファナを巻くような仕草で、コカインの「列」を作るようなテンポと高揚感で、それはまことしやかに行われている。
私は既に乱用者で、中毒症状が出ており、逃れられなかった。
手と、ソレしか使っていないのに。ヤクザがバックにいるわけでもない、ここには自分しかいないのに。独りなのに、孤独故に。
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