足元の地面が急に崩れた
いや違う
地面だと勝手に思いこんでいただけだ
確かなものなどは有りはしないと知っていたはずだったのに
心が揺れ動いて定まらない
一寸先は闇
板子一枚下は地獄
そんな言葉ばかり思いうかぶ
これまでなら聴き流していた他人の苦労話がひどく胸に刺さる
楽しみだったはずのあれこれがおが屑のように崩れて指からこぼれ落ちていく
どうすればいい
どうしようもない
何ができる
何もできない
誰にも頼れないとわかった上で頼るほかに道がない
何も信じられないままそれでも歩くのを止めるわけにいかない
後は無い
逃げ場もない
進む先があるかどうかわからない
真っ暗い闇を見つめながら
それでも真っ直ぐに歩かねばならない
つらい
こわい
ほんと
どうしよう
これ
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