■一人で死んでいく
人は生まれた瞬間が最も価値が高く、1秒たつ毎にその価値は少しずつ目減りしていく。
人生をやり直したいと思うばかりだ。
若いというだけで期待されていた。若さに下駄をはかせてもらってばかりいた。
どうして何も成すことができなかったのだろう。何もできないのだろう。
レールを外れて死んでいく。誰にも認識されず死んでいく。
お世話になった人を愛する心だけは無くさなかったが、誰からも本当に愛されることはなかった。
愛されたことが無ければ、人を正しく愛する方法がわからないから、愛されない。
今更愛されたいと強く思う事もなくなるが、それでも一人で消えていくのはつらいことだ。
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