2021-01-27

夫の寝顔に嫉妬する

不意の物音で起きない。それは守られて、安心して眠れる環境があったからだろうと思う。

酔った父親が、私達の寝室にやってきて、母を殴ったり母の数少ない持ち物を壊したりしない。(自分も殴られたり持ち物を壊されたりしたが、亡き母の物のことを今でも悔やむ)

そんな人と暮らして、楽しいときは笑えるようになった。でも今でも物音を立てるときはまだそっとできるだけ小さくする。それ自体は悪いことではないのに、なぜそうするかが明らかで悲しい。

もうすぐ元夫になる。健やかに暮らしてきた人が、この毒にまみれないうちに逃げてくれて良かった。子供が産めたら、いつか私も穏やかに眠れただろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん