「一大事にござる!一大事にござる!」
居戸家の領民が高札の掲げられた市の真ん中で騒ぎ立てた。
すわ何事か?と周囲の人々が集まる。
おりしも為力家では家臣双樹乳道の士道不覚悟が発覚。
幌生家では四天王-1が河原者を嘲って印地打ちを雨あられと食らい、
城や道路の普請に欠かせない彼らに助力を拒否されているところだ。
深刻に眉をひそめる人々の前で最初の領民は言った。
「元服前ということになっている鈴木神楽が酒を飲んで合戦に挑みたがっているように候!」
「……左様か」
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