雪が降る そのイメージがずっとある
日常のふとした空白の時間
友人との待ち合わせの時 晴れた午後に歩いている時 仕事の集中が途切れたとき
そういうときに決まって頭に雪が降るイメージが浮かぶ
場所は分からない 時間も分からない 何があるかも分からない
ただ、雪が降るのだ
空に広がった、光という光を飲み込んだ、灰色の薄暗い雲が
こぼれ落ちるように 小さな 白い 雪を降らす
小さな柔らかい滴が地面に降りてゆく 溶けることも無く
そのうちに地面を覆いつくしてしまう 飲み込んでしまう
俺はそれをただ見ている 感じている
また 雪が降る
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