疲れてるエンジニアの彼氏が
それでも休日は少し遠出しようと誘う
きっと電車でうとうとするだろう
譲ってもらった1番端の席に無理やり座らせる
背もたれに首を傾けて少しでも寝ることができるように
だからわたしは家でだらだらしようと言ったのに
君の膝に無造作に置かれた、君の大きくてカサカサした手よ
その間にわたしの手を滑り込ませておこう
こうしておけば片方が寝てても恋人同士に見えるだろうか
起きた時に存分に焦ればいい
手を繋ぐのはいつもわたしからだ
君はお酒がないと恥ずかしがって手も繋がないから
片方の手では携帯はこんなにも扱いにくいことよ
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