2017-11-05

疲れてるエンジニア彼氏

それでも休日は少し遠出しようと誘う

きっと電車でうとうとするだろう

譲ってもらった1番端の席に無理やり座らせる

背もたれに首を傾けて少しでも寝ることができるように

からわたしは家でだらだらしようと言ったのに

君の膝に無造作に置かれた、君の大きくてカサカサした手よ

その間にわたしの手を滑り込ませておこう

こうしておけば片方が寝てても恋人同士に見えるだろうか

起きた時に存分に焦ればいい

手を繋ぐのはいつもわたしから

君はお酒がないと恥ずかしがって手も繋がないか

片方の手では携帯はこんなにも扱いにくいことよ

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