3歳の息子がくしゃみをしていた。
その音を聞いてふいに感動した。
カタカナで表記出来ない、純粋な息の音だった。
大人のくしゃみはなぜこうも汚れているのだろう。
自分は「ハーグション」だ。
妻は「クッシュン!」だ。年甲斐もなくぶりっこぽくてちょっと腹が立つ。
中学の同級生だったアラキと言う男は、「ハークショイ!ショイ!ショイ!イェー!」とやたら長い芝居がかったくしゃみをしていた。
我々がそれぞれの擬音語で汚してしまったくしゃみ。
人が生きていく悲しみよ。
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