ところが、僕の頭の中では数年に一度しか動いていないように感じている。
周りの友人たちは進歩し、結婚し、子供を産み、違う人たちになっていく中、
僕と、ごく少数の友人たちは恐ろしくゆっくりとした時間の流れの中で、
なんども、同じようなことを繰り返している。
たまに混乱して、溺れそうになることもあるのだけど、慣れてしまえば苦しいわけではない。
気をつけなければいけないのは、道を踏み外さないことだ。
明らかに人と違う、未踏の道を進むわけで、頂上らしきものを目指していく中、
たまに寄り道することもあるであろうが、それでも、自分の行くべき道を見失わないように気をつけなければならない。
頂上にはたどり着けないのかもしれない。
身は軽いほうが良い。
大切な人たちはちゃんと幸せにやってくれるだろう。
それでいい。