人の持っているものを欲しがって、自分が持っていたものを失ってしまった人
子供の頃、鶴とタヌキが出てくる、ある絵本を読んだ。題名は覚えていない。鶴とタヌキだったかすらも忘れてしまった。
けど、確かこんな話だった。タヌキと鶴には其々、同じ量のジュースを出されるのだけど、コップの形が違っていた。鶴の方は細長い試験管のようなコップ、タヌキは底の浅い平べったいコップだった。
タヌキは、鶴の方がジュースが多いと思い込み、コップを変えてくれと鶴に要求する。すると鶴が承諾してコップを、タヌキのものと変える。
タヌキは、交換したコップのジュースを飲もうとするが、上手く飲めずに全部こぼしてしまったという話。
子供心に教訓として、人のものを欲しがらずに、自分に与えられたものの魅力を見て感謝し大切にしようと思った。
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