人の血をすすって生きる化け物、古い時代には彼らは無敵の存在だった。
人が百人束になっても一蹴できる超越した存在である。
だが百人で駄目でも千人なら、一万人なら、あるいは近代的な武器が使われたら?
彼らが無敵だったのはせいぜい中世までだ。
近世では圧倒的暴力ではなく知恵、謀略によって権力者に取り入って世の中に潜むようになった。
彼らの協力を得た権力者は更に権勢をのばし、その土地で「旧家」と呼ばれるまで長く続いた。
そんな経緯で彼らは今では「旧家付き」と呼ばれているのである。
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