「子供の頃は桜を見て『桜が咲いてる』『綺麗だな』って殆ど思わなかったけど、大人になってから桜の開花に敏感になっている」と感じた。
普通、子供の頃はあらゆる情報に対して敏感で新鮮に受け取れるはずなのに、子供の頃の俺は桜に関してはすこぶる鈍感であった。
多分、大人になっていくに連れ、周りに影響された結果だと思う。
周囲が「桜だ」「開花はいついつだ」「ライトアップだ」「綺麗だね」とやたら騒ぐから、否応なしに桜のことが気になる性になってしまったのかもしれない。
そんなことを知らない子供の頃はそれほど桜を重要視してなかった。だからそんなに気に留めなかったのだろう。
大人の今、それらの雑念をあえて振り払って、今日近所の桜をぼんやりと見てみた。
桜も綺麗だけど、通りの下の垣根に咲いてる名も知らぬ花も十分綺麗じゃないか。