2014-04-04

今まで普通に会話をしていた、毎日顔を合わせる同僚だった。

仕事が出来て、いつもきちんとした身なりをして、スマートな立ち振る舞いをする。

かと思えば生意気で、実は子供っぽいところがある、友達のような存在だと思っていた。

先日、二人で食事に行く機会があった。

そこで彼が話したこと、仕事のことであったり人間関係のことであったり様々であったが、私の頭は殴られたような衝撃を受けた。

生意気で、口を開けば冗談ばかりの人間だと思っていた。

違った。

情に厚い、優しい人なのだと知った。

社外ですれ違ったある日、私に気付いた彼がくしゃっと顔を歪ませるのが見えた。

私に笑いかけたような、いたずらをして笑う子供のような、表情に見えた。

大きく風が吹いた、ような気がした。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん