自分が何であるか、自分が何になりたいのかがない人間には
患者が何であるか、患者が何になって欲しいのかを決められない
いや、決められないのではなく迷ってしまうのかもしれない
数多くの可能性、それのどれを選べば良いのかが分からない
どれも同じくらいの価値を持ち、どれかを選ぶことが「他の何かを後から選択し直す事を難しくする」と信じている
「この選択は本当にこの人を幸福にするのだろうか、後からやり直しは利かない」という意識
自分で選択した事のない人間にこれを選ぶことは難しい
しかし、だからこそ辿り着ける点もある
暗中模索を進むからこそ、同様の真剣さで、他人の人生を考えられる
すでに自分の人生を確定し、理想形が揺れない人間には出来ない芸当だ
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