むかし、小説家になりたかった。
物語に浸るのが好きだったし、絵を観ることは幸せだった。
劇を作って演じるのも好きで、自分にとって芸術はなくてはならないものだった。
大人になって、今の仕事についた。
芸術とは無縁の、目が回るほど慌しい世界。
でもその中で、芸術と呼びたくなるような美しいものを目にすることがある。
無私のやさしさ。透きとおった哀しみ。初恋や友情。
子ども達は、生きる姿そのもので人間の魅力を教えてくれる。
教師になることは、冒険小説の舞台に飛び込むようなものだ。
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