2011-01-09

投信を通じて日本労働環境に一石を投じてみる提案

どうやらエコロジーかに注目した投信運用成績が芳しくないらしい

まあ、2010年は「CO2が温暖化の原因である」という前提自体が崩壊するような事件がいくつもあり、エコロジー自体がなんか胡散臭いイメージを醸し出し始めた年でもあった。それと、きれい事だけで株価は上がらん、ということか。

さて本題。

世の中では「ブラック企業」とやらが幅を利かせていると聞く。ブラック企業とは http://jobranking.sakura.ne.jp/black.htm

サービス残業休日返上が当たり前の社風

・その割に給料が安い、残業代が出ない (年収は30歳で300万円前後

・入社後の離職率が高い(大量採用、大量退職を繰り返している)

・他人に勧められない。

・体力勝負で数年後にボロボロになってポイ捨てされる

病気になる、倒れる、過労死する、仕事絡みで自殺した

・30歳近くになって給料が上がってくると首を切られる

労働組合会社の言いなり。

社員の吊るし上げ、イジメ見せしめがよくある

親族・友人の冠婚葬祭への出席もままならない

社員同士の裏切り(告げ口、チクリ)をさせている

会社の諸経費を社員が自腹を切り、会社に請求できない(その額が多い)

理不尽だらけの仕事内容。

社員を、恐怖感、危機感、不安感で操ろうとする(暴力もあり)

社員は恐怖心で、自由にモノが言えない、凹ませられてオドオドしている

恣意的な人事があり、金儲けの為なら、当然クビになる社員不祥事を揉み消す

支店長の一声で突然解雇労働基準法違反見せしめ解雇濡れ衣解雇、悲惨な解雇がある

・辞めると決めた社員ノイローゼ寸前までいじめて、精神的な打撃を与えようとする

・辞めた社員の悪口やウソを、残った社員に言う ネットなどで辞めた社員を中傷をする

・「○○に住めなくしてやるぞ!」などの脅し・嫌がらせをすることがある

・辞めた社員転職や次の仕事邪魔・妨害をする

・辞めた社員に心の傷(トラウマ)が残る

労基署警察事情聴取が入る

自殺過労死で遺族に訴えられた

まあこんな感じなのだが、このブラック企業、いつまで経ってもなくならない。1つは労働基準監督署が怠慢だということもあるのだが、もう1つはブラック企業の方が一般的に利益率が高く(社員から搾取してる分な)、株価が上がる、つまり株主にとって有り難いからだ、ということも挙げられると思う。

で、証券市場からブラック企業に圧力をかけることはできないだろうか、と。

そこで考えた。投資信託を組成して、こんな運用をしよう。

愛称 ■ 黒熊

国債などの安全性の高い資産ベースにして、ブラック企業の株を空売りします。

・おおむね、当該ブラック企業の値動きの正反対の値動きを目指します。

また、発展系として、

愛称 ■ 黒熊Super

・当該ブラック企業と同一セクターに属する、比較経営健全性の高い企業現物株をベースにして、ブラック企業の株を空売りします。

てのも。後者は大ざっぱに説明すると「NTTドコモ株を現物で持って、ソフトバンク株を空売りする」ようなもんだと理解していただければかまわない。

で、これらの投信が好成績を出せるかどうかと言われると、短期的には正直微妙かと思う。

というのは、景気後退時には、短期的にはブラック企業の方が耐性が高いと思われるからだ。

それでも、このような投信がある程度の資金量を集めてまとまった動きをすれば、長い目で見ればブラック企業の株を買うという行為のリスクが上がるため、株式市場を通じてブラック企業群にダメージを与えられたりしないだろうか。

なお、ブラック企業の選定は、目論見書には「消費者参加型サービスから企業の評判を抽出ネガティブ企業を空売る」などと最もらしいことを書いておくが、ぶっちゃけ2ちゃん就職レベルで行うw

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