2010-01-20

小説国家的児童売春社会実験

これは、社会小説とも言えるし、ギャグ小説とも言えるし、官能小説?とも言える。

2010年1月の某国

金●日総書記は、新たな外貨獲得手段を探していた。

ドル札の偽造、麻薬密造、兵器密輸・・・

あらゆるダーティビジネス触手を伸ばしたが、まだまだ外貨が足らない。

部下A「将軍様、名案があります」

総書記「何だ?」

部下A「我が国には、女性という資源があります」

総書記売春業でも始めようというのか?

    しかし売春なら、中国でも日本でもあるじゃないか。

    あまり儲けられるとは思えないぞ。」

部下A「成人女性売春なら、日本でもオランダでもあるでしょう。

   しかし、未成年児童買春は、さすがに当局の規制が厳しくて、

   横行していません。

   逆に言えば、「需要に対して供給が追いついていないので」

   高値が期待できます。

   実際、日本では12歳を「5万円」で取引されたそうです。」

総書記「う~ん、俺は歓び組のような成人女性の方が好きなんだが、

   蓼食う虫も好き好きなんだなあ・・・」

部下A「そこで計算しました。

   我が国には12歳から18歳までの少女が100万人存在します。

   この少女たちが、毎日「1回5万円」の売春をすれば、

   100万人×5万円×365日=18兆円の外貨が稼げます。

   これは我が国GDP2兆円の実に9倍です。」

総書記「そんなにうまく行くか?

   100万人の中には、デブとかブスとか、

   「男からすれば、いくらなんでもヤリたくない」のもいるんじゃないか?

   それに「女性の日」には売春できないんじゃないか?」

部下A「なにをおっしゃいます、将軍様

    世の中には「デブ専」「ブス専」と言って、

    「デブの方がいい」「ブスの方がいい」という、本当に蓼が好きな変人男子もいるんです。

    同様に、「生理中がいい」という変態男子もいるんです。」

総書記「お前、やけに詳しいな?」

部下A「将軍様のために調べました。

    それから、女子が100万人いれば、当然男子も100万人いる訳ですが、

   この中から「選りすぐりの男子」は、それはそれは男色需要が待っているのです。

   まあこちらの方は、100万人分も需要はないでしょうが、1万人は用意しておけば・・・」

総書記「なんか男子についても詳しそうだが、

    なぜ詳しいのか、追求するのは武士の情けでやめておこう。」

部下A「恐れ入ります」

総書記「しかし、そんなに需要が存在するのか?

    100万人×365日=3.65億人/年の需要だぞ?」

部下A「日本人の中で、ロリコン嗜好の男子は、潜在的には1,000万人はいるでしょう。

    彼らが毎月1回のペースで我が共和国に来てくれれば、1,000万人×12回

    =延べ1.2億人/年の需要が産まれます。」

総書記「なんか試算が甘い気がするが」

部下A「また、欧米ロリコン男子も、恐らく2,000万人~3,000万人はいるでしょう。

   そして、忘れてならないのは、我が隣国、中国です。

   中国では一人っ子政策の歪みとして、女子が「間引かれた」結果、

   異常な男余り社会になっています。 

   なので、その男性の需要はものすごいと思います。

   まあ、彼らは成人女性の方がいい、と言うかもしれませんが。」

総書記「しかし、我が国が売春している、となると、さすがに国際社会に聞こえが悪いぞ」

部下A「ご心配なく。

   名目は「共和国若者との世界若者の交流事業」といたします。

   まあ、肉体の交流を行なうのですから、看板に偽りはないでしょう。」    

総書記「・・・ヨシ判った、じゃんじゃん少女外貨を稼ごうじゃないか!」

・・・ということで始まったこの事業だが、スタート早々にパンクした。

部下A君の緻密な計算、確かに読みは鋭く、日米欧中韓ロリコンからのニーズが殺到した。

しかし、部下A君は旧日帝の失敗に学ぶべきだった。

彼はロジスティック計算をし忘れていた。

「1日100万人のロリコン」をどうやって輸送できるのか?

成田空港でさえ、1日の利用者数は4万人である。

つまり、この事業を開始するためには、成田空港25箇所分の空港と、

ジャンボ機換算2,000機分の航空機が必要となる。

空港は「自国内だけ用意すればいい」訳じゃない。

日本国内にも相当数を用意しなければいけなくなる。

結局、世界各国から100万人/日のロリコンからの注文を取れるにも係らず、

輸送ボトルネックのため、「1日1,000人」の需要しか満たせず

(つまり1日1,000人しか運べず)、

競争率1,000倍の狭き門」となってしまった。

勿論、「競争入札」にして「1晩の価格=100万円、1,000万円・・・」と

値上げしていく努力は行なったのだが、トータルの収入は見込みの数十分の一に

留まったとさ。

チャン、チャン。

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