2009-11-25

理想化された留学

クリスマスまではクルシミマス

初めて留学する人にとって、クリスマスを迎えるまでは色々な面で苦労が多く、一番大変な時期だと言われている

私も9月から初めての米国留学をしており、まさに「クルシンデ」いる状態だ

ふと、その苦しさというのは、何からできているのか考えてみた

もちろん、言うまでもなく語学力

それに伴い、授業に付いていくのに必死(本当に必死)に勉強をしたり、

言葉の壁のせいでなかなか友達ができなかったり

また、新しい土地での生活に慣れるということも留学生活を苦しくしている原因であるだろう

一般的に、「ホームシック」になる人の原因はこんなところだと思う

しかし、最近もう一つ、留学をつらいものにしている原因が分かった

それは、「理想化された留学像」だ

過去留学経験した人の話を聞くと、もちろん上に挙げたような苦労を色々語ってくれたので、

大体は予想はできた

でも、それと同時に留学でのパーティー三昧の日々や、文化人種を超えた友情、

キャリアアップ自己実現自己発見国際恋愛...など留学楽しい一面ももちろん聞かされていた

facebookを見ても、友達をばか騒ぎをし、すっかりその国に馴染んだ彼らの楽しそうな姿を見る事できた

こうゆう楽しい一面があるからこそ、多くの人が留学に憧れ、そした海を渡るのだと思う

もちろん私もその一人だ

勉強をするというのも、当然ながら目的であるが、

日本ではできない貴重な経験をするものまた目的であった

だが、そうも理想どうりにはいかないのが現実である

目の前には、自分の中で「理想化された留学」とは遥かにかけ離れた現実が広がっていたのだ

いつしかその「理想化された留学」は「留学はこうでなければいけない」という脅迫概念となり、

私は一人勝手に焦っていた

せっかく、アメリカに来たのに、暇さえ有れば勉強

パーティー三昧なんてまずありえないし、パーティーに言っても言葉が分からないから楽しくない

白人金髪アメリカ人の友達に囲まれて過ごすはずが、アジア系、さらには日本人とつるんでばっか

(今思うと自分無意識のうちにレイシスト的な考えを持っていた)

日本でできない経験をしてキャリアアップ自己実現のはずが、日々の生活を生き抜くので精一杯

など、例を挙げたらきりがない

自分自身が作り出した、勝手な「理想化された留学」に自分は振り回されていたんだと気が付いた

留学なんて、人それぞれ違うもの

ある種、「理想化された留学」というのは、留学斡旋会社によって作られた幻想であるとも言えるのかもしれない

HPなど見るといかにも楽しそうな写真経験談が語られている)

理想」は理想でしかなく、「現実」というのはもっと辛く苦しいものなのだ

ただ、暗い一面はみんな語りたがらない(特に企業は)だけ

だから、自分のペースでいいだ

自分に言い聞かせている、留学5ヶ月目の朝でした

  • ああ、私がいる! 本当にそう。確かにそう。全くもってそう。 留学がいかに理想化されているか、留学した人のみぞ知る、という感じ。 私もそのクチだった。勉強ばっかり、言葉わか...

  • 私は大学院の窓口で掛け合って留学へ行った口であるがそれはそれは成功したもので、1年間のものではあったが理想化された留学の成功基準を達成してきたと思う。増本氏(ああもう…...

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