ただ、そこに映るものを自分の主観によって決定するわけじゃなくて、そこに映るものの“意義”を自分の主観によって決定するものだと私は思っているのです。
自我たる私は、窓の外を見て他なる存在を認識する。そこで決められているのは、その存在の意味だとか、私にとって何であるのかということだったりするのね。
だから、存在自体をどうこうできるわけではない。私は他者としての世界を見た瞬間に、最早存在を認識せざるを得なくなってしまっているわけなんだ。
例えば、あなたは大きな世界を「意識的に見ない/見えていないことにする」ことは可能だと述べたけれども、これにしたってすでに存在を認識しているから可能なことでしょう?
私が私を意図的に誤魔化すことができるのは、対象となる存在を認識しているが故だもの。対象がなければ、私は何をすることもできない。
で、存在を認識したからには、私は対象を分類しなくてはならない。にんげんだもの。認めるのもいい、誤魔化すのでもいい。とにかくカテゴライズするわけだ。
そこです。
その一点に置いて、自分から見える世界の有り様は決まると思うので、
「何が見えるか」までを自分で決める必要は無いのです。
そういう意味では、厳密には意識を閉じた状態でも外の世界の影響は受けている。
だから、言葉の使い方を誤っていたのは私だったかな。
自分を主体とした時に、「何に意味を見出すか?」という視点で考えると
意識を閉じた状態においては、世界に意味付けするのは自分の視点しかないわけです。
意識を開いた状態では、「他人の意識による意味付け」を考慮する必要が出てくるので
「自分視点ではこう見えるけど、他の人は違う捉え方をしているかも」という発想が生まれる。
使い古された言い方をすると「思いやり」
自分視点にこだわり過ぎてるかな?
横増田さんから突込みがあったが、「内包」の言葉使いには私も違和感を感じた。
大きな世界のうち、見える範囲だけを小さな世界のものとして受け入れ/認識するということかな?
横増田曰く
人は、大きな世界を、小さな世界にカテゴリー(いわば窓)を作る(別記する)ことでしか認識できないのだと思う。カテゴライズこそが人間の認識方法なのだと。
窓の概念はすごくしっくりくるけど、
本当に全てを知りたがっている人なんているかねぇ?
本能が正常に機能する人は知りたいことを知れば満足するという意味かw
総体について。
人も土地なども等しく外界の存在を内包するけれど、人は分類して敷居を作ってしまう。土地とかはそういったことがないように思うんだ。
微妙にわかるような気もするけど、危うい概念のようで不安感があるなぁ。
内包=概念化と言い換えられるなら、分類=言語化って言い換えても良いのかな?
総体というのは、意識による範疇化をせずに、小さな世界=大きな世界となるとなるようにそのまま受け入れる感じ?
漫画(鋼の錬金術師)からの引用になってしまうけれど、「一は全、全は一」という言葉がある。
私はありのままの存在をありのままで感じてみたい。小さな世界でありながら大きな世界となって、境界なく全てを俯瞰してみたい。べつに理解はしなくてもいいんだ。
溶けてみたいのかもしれないなどとも思ったりする。
境界のない世界観というのは、己の存在すら認識できない(自分と世界の境界が不明)と思うので、
「これ」を認識しているのは何者か?というパラドックスに囚われてとても怖い思いをすると思うのだけど。
あ、日が変わった。
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