■フィクション作品におけるコンピュータ

独断と偏見でパターンを分けてみる。

• 情報詰め込み系
  • 画面がいくつものペインに分かれており、それぞれで何やら訳の分からんログが流れたり円グラフや折れ線グラフが動いていたりしているタイプ。背景色は当然ながら真っ黒。何やら凄い画面という印象は受けるものの、観客には何をしているのか全く分からない。当然ながら作る側にとっても、短いシーンの割りに描き込むのが面倒なシーンなので、「-----」とか「*****」を適当に並べた文字っぽいものを流すだけになりがちで、逆に安っぽい印象を与える可能性も高い。
• 音声系
  • 有名どころでは「スタートレックTNG」エンタープライズのコンピュータや「2001年宇宙の旅」のHAL2000か。「コンピュータ、ドクター○○は今どこに居る？」「(ピピッ)ドクター○○は現在××デッキに居ます。」といったやり取りが可能なやつ。ぶっちゃけ、優秀な秘書を連れているのと大差ないのでテクノロジーをあまり感じない(実際に実現しようと思ったら結構なシロモノになるだろうけど)。
• 実在OSもどき系
  • 明らかに実在のOS(Windowsなど)に酷似したタイプ。素人にも「パソコンを操作している」という事が分かる描写だが、OSのインターフェース自体が水物なので陳腐化しやすい。Vistaが当たり前の世代に、Windows95ライクなGUIは古くさく感じるだろう。また、なまじ知名度があるサイトやサービスをよく知りもしない人が安易に真似ると痛々しい印象を与えてしまう。少し前なら「2chもどき」がそうだった。写植に等角フォントを使ってしまったせいで(一般的なWebブラウザの標準フォントは文字によって横幅が違うプロポーショナルフォント)顔文字がずれまくりで苦笑した人も多かったはず。また、(実在するかは知らないが)ニコニコ動画もどきなシーンも数年後はどうなっている事やら。

他にどんな物があるだろうか。

Permalink | 記事への反応(1) | 23:51

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