http://anond.hatelabo.jp/20071010111345
そしてその駄目というのは最終的に「大量生産で安くできない」事だと思われる。より大きな出荷台数のためにはより多くのユーザーの支持が必要で、そのためには最大公約数となるためのボトルネックを外すアンバンドルが必要だということになる。池田先生の場合はキャリアとハードウェアを分離しろといっている。
しかしこの“アンバンドル”がスケールメリットを拡大させることはハードウェアの中にも言えることだ。
実は日本の携帯に必要なのは優れたデザインでも革新的なUIでもない。機能を分離させることなのだ。
ではカメラ内臓の携帯電話は不便でニーズがないかといえばそうではない。
皆も経験があるだろうが、「auの○○がかっこいいけどカメラはSoftBankの××のがいいな」である。この融通を利かせるのがここでいうアンバンドルである。
誰もがあの小さいケースの中でそうそう取替え可能な一般性のあるパーツなど用意できるかと思うだろう。メーカーにとっても機能個別での競争は底なしで関わりたくないしんどい情況だ。しかしユーザーにとってと限定すれば悪い話ではないことは分かると思う。
そしてメーカーはこの競争の無間地獄からごく簡単な方法で距離をおくことができる。
共通規格に僅かに方言を混ぜるのだ。これで相互運用性は破綻し、規格書上で互換性が保障されても「相性」で使えないことがあるだけでユーザーは敬遠する。そう、Windowsとその競合アプリケーションのように。それは悪意なのである。
iPhoneに魅力を感じるのは「男の子」である。私もそうだ。しかし一般化できない。
テッキーである「男の子」はガジェットにAND条件を持ち込む。このサイズでAとBとCの機能があって性能はD並みの…。解決が困難になるのは当然である。マッチョな要求といっていい。当然端末価格は青天井に上昇する。
一般的にはどのようにあるべきかといえばアンバンドルされた単機能携帯電話とPDAが無線接続できればいいのだ。そうすれば個々は低い技術的ハードルの中で生産性の向上に努めることができ、単価はどんどん下がり、ユーザーが広がってさらに規模の経済が効果する。
一時的には携帯キャリアが提示するパッケージプランがお得に見えるだろうが、結局は個々のコストに収束していく。「カメラやテレビがついてお得」なのもアンバンドルされていない市場しかないからそう見えるのだ。
ただし相互接続には極めて互換性の高い規格が必要である。私は一時期PHSとPDAをBluetoothで運用したがその扱いづらさに参った。インターフェイスがらみのインストールがやたら面倒で不安定なのだ。
それはまともな人間のすることではなかった。しかし無線接続がケーブルを刺すより容易なら事情が変わってくるだろう。次の可能性はWirelessUSBだが…消費電力的にはどうなのだろう?
機能の向上はユーザーに訴求できるし差別化にもなる。しかしインターフェイス(機器間I/F)の互換性調整はメーカーにとってユーザーに提示しにくいだけでなく自らの堀を埋める自殺行為でインセンティブがない。
iPhoneやiPod touchに魅せられている人は本当にたくさんいると思う。 まだ手に入れてはいないが、もちろんぼくもまたその一人だ。 iPhoneも、touchも、事実魅力的だと思う。だが、数年前の...
http://anond.hatelabo.jp/20071010111345 日本の携帯は駄目だというのは池田先生史観だろう。 そしてその駄目というのは最終的に「大量生産で安くできない」事だと思われる。より大きな出荷台数...
単機能携帯電話といってもメールも出来る奴になってくると アドレス帳やらスケジュール帳やらが付くのが当たり前なので PDAなんていらないじゃんてなことになっちゃうよね。 ネット...
日本のメーカーの携帯は海外じゃ売れないらしいよ。シェアも低い。 売れない理由は単純に機能が多すぎるからだってさ。
やっぱiPhoneみたいに革新的なUIが必要だったってことかな。
http://anond.hatelabo.jp/20071010111542 イカスデザインの端末が少なすぎ、値段が高すぎ。機能の問題じゃないね。
時々盲目的に海外の携帯デザインを賞賛する奴がいるが、どこらへんがいいのか具体的に言ってくれんと説得力ないぞ http://europe.nokia.com/products 少なくとも俺がこの中から魅力を感じるも...
秋葉原の免税店で置いてあるような携帯電話だと 殆ど通話とメールとちょっとしたウェブができればよい ってのが多いよね