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はてなキーワード: 日本常識力検定とは

2009-01-06

はてな任天堂にはなれない

近藤さんは、はてなを捨てるべき

はてな任天堂と同じ、「娯楽産業」というカテゴリで括ることができるかもしれません。

しかし、はてな任天堂のやり方をなぞれば成功するのか?答えは「No」です。

負けても死なない

まず既存のコントローラーを捨てたことについて「自殺行為」と表現していますが、これは大きな間違いです。

任天堂WiiDSで取った作戦は「負けても絶対に死なない」でした。

WiiDS発表当時の常識からしてみれば、「新ハード」としては誰もが驚くほど低性能でした。

これは可能な限りコストを下げることで、失敗したときのリスクを最小限に抑えたからです。

WiiDSはたとえ他社に負けて最下位になってもハードが売れれば収益とんとんかやや黒字、

あとは任天堂の自社開発のソフトを売れば自給自足で生存できる、そういうハード設計でした。

加えて任天堂には数年間は一切何もしなくても社員を養えるだけの資産があるといわれています。

任天堂清水の舞台から飛び降りました。

しかし、それは飛び降りても死なないだけの圧倒的な体力があったからです。

はてなや他の会社が簡単に真似できる行為ではありません。

得意な部分で勝負する

DS脳トレWiiWiiFitは大ヒットを納めました。

かしこれらはあくまで「ゲーム」です。任天堂は自社の強みはゲーム・娯楽であると考え、

一貫して「ゲーム」以上の物は作らないようにしています。(この辺りの発言はWebに有ったはずですが、失念しました)

自分過去である「ゲーム」を捨てたのではなく、逆に「ゲーム」定義を拡大することで、新しい事を行う。

似ているようですが意味は全く違います。

この点ははてなも真似ることができるでしょう。

はてなを丸っきり捨てるより、はてなが確実に勝てる範囲を利用して「はてな」の定義を広げることで、

『普段インターネットで遊ばない人や、インターネットに関心のない人に

インターネット自分関係のある物として触ってもらう』方が得策でしょう。

任天堂関連を追っている人なら気付いたかと思いますが、「自分関係のある物」とは

Wiiレボリューションというコードネームで呼ばれていたときからゲーム離れに対する戦略として何度も取り上げられているキーワードです。

私たちは、「"携帯型か据置型か"という区別ではなくて、ゲーム機は生活の中にいかに自然に入っていけるか否かということで考えてはどうか」というふうに、今思っています。

もちろん、ゲームの中で、日常生活とはまったく違う別の世界に没入して遊ぶゲーム…、まあ任天堂で言えば、例えば『ゼルダの伝説』なんかが典型的ゲームでしょうけれども、そういうものはそういうもので、存在価値がありますし、そういうものを待ってくださっている世界中のファンの皆様に向かって、今後も、任天堂はそういうソフトを作っていくべきだと思うんですね。

しかし、これからゲーム人口をこれから拡大していこうということを考えたときに、全く別な世界日常とは無関係世界で遊ぶゲームだけではなくて、日常生活の様々なテーマと繋がっていて、日常生活の中に浸透していくようなゲーム、そういうものがあることで、生活の中にゲーム機自然に入っていくかどうかと。

まあ、言い換えれば、結果、そのテーマに多くの人が興味を持てるのかどうかということが重要ではないかと思っております。

たとえば先ほどの、えー、DSの例で言えば、なぜ脳トレは売れたのか、なぜえいご漬けは売れたのか、なぜ常識力のソフトタイトル(『日本常識力検定協会監修 今さら人には聞けない大人の常識力トレーニングDS』)を聞いただけで欲しいと言ってくださる方が沢山いるのか、それは、日常生活と関わりがあるから…日常生活の中に自然に入っていけるテーマだからというふうに私たちは考えています。

http://n-styles.com/mt/mt-trckbk.cgi/1501

はてなはてなサービスに読み替えると見える物があるかも知れません。

ただし任天堂の場合、問題が「ゲーム離れ」であり、アプローチする相手にゲーム経験がある、

あるいはゲームについて多少は知られている、という前提なのに対し、

はてなの場合はサービス内容がそもそもアプローチ相手が全く何も知らない可能性がある点は注意点です。


まとめるつもりは無いので、この辺りで。

結局はてなは「はてな」にしかなれないでしょうが、未来の「はてな」の定義

「なんかよく分からないけど便利らしいよ。」とかになってると良いな、と思う次第です。

 
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