はてなキーワード: ボスニアとは
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もっと話は続きます。
「精子バンクを作って卵子と受精させて人工的に子供を作ることも技術的には可能でしょう。
社会が子供を必要としているならばそうやって子供を作って、国が養育した方が早くない?」
「いや、それは倫理的に許されない。愛の結晶だからこそ人間には価値があるのであって・・」
「じゃ、愛のない両親の間に生まれた人間はデフォルトでは価値がない?社会に貢献すれば価値ある存在になるとしても。
「いや、だから、子供を作った瞬間・産んだ瞬間は愛があったんだよ。」
「ボスニアでは民族浄化の一環として、敵対民族の女性を集団レイプして強制出産させた。
レイプされて強制的に産まされた子供でも可愛いと言っている母親がいた。
セックスに愛があるかないかにかかわらず自分の遺伝子が入ってさえいれば愛せるならば、
人工授精でも構わないと思う。その方が効率いいでしょう。」
「でもそこで伴侶との愛を追求するのをあきらめたら終わりでしょう。」
「昔のお見合いは?結婚式当日に相手と初めて対面なんてざらにあった。
女性は子供を産んで旦那に養ってもらうしか生きる道がなかったから嫌でも産んでいた。」
ただ、それ以外に存在理由を得られなかったから、そしてそうなるように国家が仕向けていたのも事実だ。」
「そこに愛はあった?なかったら、私たちの存在理由そのものを疑うよ。」
「子供を作った時点で愛はあったと思いたい。仮に親の間に愛がなかったとしても、僕らは存在するだけでも価値があるよ。」
「人間が愛の産物でなかったとしても、生きているだけで価値があるのならば、人工授精でも問題はないと思うけど。」
「・・・この人の子供を産みたいと思ったことはない?」
「・・・あるよ。その人のことが好きだったから。でも私は子供自体が欲しかったわけではない。
子供がいたらその人がずっとそばにいてくれると思ったから、その人を独占するための足枷が欲しかっただけなんだと思う。」
「それは愛じゃなくて欲だよ。あなたは欲を持たずに愛する努力をするべきだ。」
「・・・子供を作らなかったということは、誰にも愛されなかったことの証なのかな。」
「その可能性もある。そうとは限らないけれど。」
「好きな人の子供なら産みたい。でもそれは愛ではなく欲なのかもしれない。欲を持っている限り愛されない。」
「欲を捨てろとは言ったけどそれは仕方ないよ、誰だって愛と欲は重なる。」
「だからと言って、たとえ私を愛してくれる人がいたとしても、好きでもない人の子供を産む覚悟は持てない。
そして、『好きでもない人』を拒絶するのも辛い。愛されない痛みは私もよく知っているから・・」
「・・・・・・」
何でみんな子供が欲しいの?
愛しているから?愛していることがなぜ子供を作ることにつながるの?
なぜそこまで愛する人に出会えるの?
何でお互い「この人と子供が作りたい」と思い合えるの?そんな奇跡がたくさん起こるの?
「愛しているから」って言うけど、結局私と同じく、好きな人をつなぎ止めるための手段に過ぎないの?