田母神俊雄閣下が児童虐待のあった保育園の事件について疑問を投げかけた。この人は体罰賛成派であることは「それでも体罰は必要だ」という本をだしていることからもわかるだろう。
上級国民にとっては、周囲の大人というのは将来の上級国民コースを約束してくれるありがたい存在であり、仲間になりたい人たちだ。だからいくら体罰を受けても耐えて許すことのメリットは大きい。自分だって大人になれば叩く側にまわれるのだし。
一方で庶民にとっては、周囲の大人というのはただ生存競争の海に自分を放り込むだけで、何も将来の富の約束などしてくれない。体罰はただのやられ損となる。
そういうわけで上級国民と庶民の間では体罰に関する意識が異なる。だから田母神俊雄のツイートには賛同できないという意見が相次いだ。上級国民保守が間違った笛を吹いてしまった瞬間である。こういう瞬間にエモさは宿る。