客先常駐×多重階層というのはとかく業界外の人からするとややこしい業務形態だ。
例えば、家族から緊急連絡などを受ける際にひどく面倒だし理解されにくい。今はスマホがあるから直接行くのではと思うかもしれないが、そう単純にはいかない。
現に俺は、じいさんが死ぬ間際に最期に会わせるために家族がスマホに連絡してくれたのだが、作業中ででられなかった。(客先常駐はオフィスでの私用スマホ操作を禁止してる所も少なくない。)
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2次請
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元請
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エンドのDCのサーバールーム(ここにいた。スマホは建物内操作禁止。)
という具合だったので、俺へ連絡が届くはずもなく最終的には死に目に会えなかった。まあ、届いていたとしても、代替要員がいないということで帰れなかったろうがな。
俺への連絡がどこで滞ったのか犯人探しをしたいわけではないし、家族の死に目に会えないなんて珍しくもなんともないが、まあ多重請負ではこんな事もあるよというお話でした。