2022-04-10

[]正しみ

正しいっぽい感じを表す言葉

この言葉で気づかされるのは、正しさがゼロイチではないのだということ。

正しく感じられる要素がいくつか集まって初めて、その事項は「正しい」と感じられるわけであり、

その途中の態様は「正しい」ではなく「正しみが深い」とでも形容すべきだろう。

そういや昔、某セカイ系ライトノベルを読んだときに、科学の正しさは多数決で決まるという話が載っていたが、この言葉を聞いてそれを思い出した。

科学でさえ、客観的に決まる正しさなどなく、「正しみ」あるエビデンスが積み重なることで、人々が「正しみが深い」と感じて多数決により「正しさ」が決まるのだ。

増田でも「正しさ」を求めてレスバする人々が見られるが、「正しさ」とは、ある人間が「正しい」と証明することで得られるものではないのだろう。

きっと、相手に「正しみ」を感じさせて、多数決に加わってもらうことで「正しさ」は成立するものだと思う。

から、「正しさ」を主張する人々は、相手に「正しみ」を感じさせる言説を取るべきように感じるのであった。

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