数年前に食べたジャガイモの味が忘れられない。
スーパーで買った1袋150円程度の鹿児島産の小粒の新ジャガ。
そのうちの一つに大きな半透明の染みができていた。
最初見た時は「腐ってるんじゃねえのか?」と怪しんだが腐ってる臭いはしなかった。
成長して芽が出始めてるわけでもない。
半分に切ったら中まで半透明状の薄茶色の染みが深く入り込んでいた。
怪しい物を家族に食べさせるわけにはいかないと、とりあえず毒味してみることに。
食べるとものすごくあまーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
何だこの旨さは!トウモロコシを食べてるような甘さだった。
どうやらあの染みは、蜜が凝縮されたものだったようだ。
リンゴの中心部に半透明状の蜜が溜まっているのと似たような感じだろうか。
新ジャガの季節になると、この蜜入りを求めて小粒の袋詰を意識的に購入しているが、これ以降「当たり」は出ていない。
「インカのめざめ」っていう品種のじゃがいも、オススメ。
サツマイモじゃないところが大事なんだよな。たぶん。