2015-12-11

突如、金髪にした。そしたら、おばちゃんが僕を避けるようになった

僕に、たまに話しかけて来るおばちゃんがいた。その人は知らない人だった。だけど、なんとなく道で通りすがりにお互いに顔をよく見るようになって

僕とおばちゃんは少しづつ会話をするようになった。

おばちゃんが話しかけてきた理由は、僕が優しそうに見えたから……らしい。でも、ただ僕は情けない顔をしているだけだと思う。

実は最初は、おばちゃんを警戒していた。だけど、笑顔を見たり、会話をしていると、そうじゃないことがだんだんわかってきた。

だけど、あることをきっかけに、おばちゃんは僕に話しかけてこなくなった。

最近の僕は、イライラしていて、顔つきも怖いと言われる。

しかも、髪を、一気に、金髪にすることにした。真っ黒な髪だったのに、だ。

そしたら、次の日だった。自宅への通り道に、おばちゃんがいたんだ。

いつものように、話しかけて来るのかと思った。

おばちゃんは、僕を見て、驚いたような顔をして、逃げてしまった。

おばちゃん世代から見たら、金髪は、少し苦手なものなんだろうと思った。

おそらく、おばちゃんはもう二度と話しかけてこない気がした。

だけど、、、

僕は変わりたかった。前へ進まないといけない。そのために、少し、この歳ではバカげているけれど

真っ黒だった髪を、金髪にした。

この、きっかけを作ったことを後悔なんかしていない。

母に、最近のお前、生き生きしているよ、と言われたからだ。だから、こんな胸の切なさは、どうってこと、ないんだ。

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