来年で30歳になる。
もうダメだ。
鏡に映る顔は、歳を重ねるごとに親父のそれに近づいていく。
ダメな親父だった(存命)。
きっと私もダメな親父になるのだろう。
いや、たぶん結婚できないから、ダメな独身中年になるのだろう。
親父より悲惨じゃないか。
もうこの歳になると""再チャレンジ""なんてできない。
得意なこととか、人に自慢できる才能とか何もない。
きっとこれから先ずっと、誰の役にも立てないまま迷惑ばかりかけていく。
それが嫌でしょうがない。
でも『魔法少女まどか☆マギカ』を観て、誰かを助けるために戦ってるの見せてもらって、同じことが私にもできるかもしれないって思えて、何よりも嬉しかったのはそのことで……
だから私、魔法少女になれたらそれで願いごとは叶っちゃうんです。
こんな自分でも誰かの役に立てるんだって、胸を張って生きていけたら、それが一番の夢だから。
キュウべぇ……年内に来てくれ。
/人◕ ‿‿ ◕人\ 「僕たちが、熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めて来たことは知ってるよね」 「そして、とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と...
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