2011-03-21

戦後震災体験率

日本震災が頻発したのは、皮肉にも終戦前後の頃。

その後、新潟地震、十勝沖地震日本海中部地震等の局地地震しか発生しなかった。

なので、戦後生まれの世代で「物心ついてから震災に遭遇した」という人の比率は、

1994年までは

新潟市

仙台市民(78年宮城県沖)

秋田市民(日本海中部

伊豆半島民(群発地震

等々、「日本人口全体から見れば、せいぜい数%程度」でしかなかった。

1994年までは、札幌圏、首都圏中京圏関西圏福岡圏の5大都市圏は、

戦後生まれは「震災を知らない子供、もとい、大人たち」ばかりになった。

状況がちょっと変わったのは1995年の阪神大震災

京阪神1,600万人が「震災経験」をしたことにより、

日本の総人口の8分の1が震災経験した」ことになった。

更に福岡県西方沖地震により、福岡圏居住者も「震災体験者」になった。

そして今回、人口シェアが多い首都圏住民が「震災体験者」になったことにより、

阪神大震災体験者も含めると、実に日本人口の半分近くが「震災体験者」となったことになる。

逆に言えば、震災体験がない大都市圏は札幌圏と中京圏だけ、となる。

中京圏東海大水害経験があるから天災経験がないのは札幌圏だけ、ということかな?

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