ていうか当たり前。
いやもちろん問題なんだけどね。
現場にいる私にとっては同僚のスキルが低いのは当然問題なんだし私自身へぼであることは問題だけれども、そういう次元の話じゃなくて。
はてななど見てると、まるで何か、プログラミングへの情熱に燃えて努力を惜しまずスキル向上してる人がプログラマって職業に付くのがしかるべき姿であって、ポインタもポリモーフィズムも理解できない(理解しようと努力もしない?)間抜けがプログラマになるなど言語道断であり、10000行のメソッドが作られるような悲劇はなんとしても避けなければならない、って雰囲気だけど。
いや悲劇は避けられたほうがいいけどさ、あのさ、「その仕事に熱意もないし能力もない、特になんもない人がその仕事をしてる」っていう状況は、しごく当たり前なのであって、むしろ、「自分の好きなことを仕事にして自分の能力を伸ばして社会に会社に貢献して自己実現しましょー」っていう思想のほうがよっぽど異常だから。
仕事にしたいような好きなことなんて、無いでしょ。ふつう、無いでしょ。
なんとなく学校出て、働かなきゃなー、って思って、なんとなく働くの。そんだけ。
で、たとえば飲食店に行ったら、いかにも接客業に向いてない感じのぼさーっとした奴が店員やってたりするでしょ。これ、普通。
世の中、たとえばタンポポを刺身に仕事があって、タンポポ大好きでその仕事するやつもいれば、なんとなく就職してタンポポ乗せてる奴もいる。
そんで、タンポポ乗せるのうまい奴とか下手な奴とかいる。それだけ。
もしかしたらソフトウェア開発ってのは崇高なる職業であってセミの死骸を裏返しにする仕事とは格が違うのかもしらんけどさー。
たいした変わらんって。
人間だいたいほとんどバカ。バカばっかり集まって社会ができててもなんとかなる。これ素晴らしい。
プログラミングできないけどSE、なんてねえ、まあ、とりあえずパソコンに向かって座ってて給料もらえるんだから、しめたものですよ。
あいつ全然仕事できないっていうか俺の書いた美しいコードを汚してるだけなのに、俺と同じ給料もらいやがって、ってそれ、賃労働に囚われ過ぎ。
がちがちに仕事できるやつだけ集まってる職場なんて息苦しいですよー。
そんなこんなで明日も日が昇るのだから、すーぱーはっかーにもFizzBuzz書けないあいつにも等しく感謝して、だらだら生きなさい。
仕事にしたいような好きなことなんて、無いでしょ。ふつう、無いでしょ。 ていうかね、好きなことは聖域なの。もう自分の好きなようにやりたい。採算とか考えたくないわけよ。 ...
そりゃそうだ。 スーパーハッカーじゃなくちゃ書けないコードがどうしても必要とされる職場もあれば、それなりに仕事と割り切って定型的なコードを書く人が必要とされる職場もある...