2010-07-31

民主党は負け方を考える時期に来ている

臨時国会8月6日までの8日間の会期で開催される事になった。

この国会では、埋蔵金として使い込んでしまった為に臨時国債を発行して賄わなければならなくなった災害対策費関連が審議されるというのが、本来の見込みであるのだが、国会が捻れている以上、そして、先の参議院選挙民主党がボロ負けした地域被災地である以上、議案の上程すらされないし、たとえ上程されても否決で終わると見られている。

予算が無ければ災害対策は行われず、無為無策な政府与党に対する批判は強まるわけで、春の統一地方選での民主党の党勢回復は不可能となる。

かつての民主党自民党政権を叩き続けて政権を手にしたように、野党である自民党は、与党民主党を叩き続ければ、遠からず政権を手にできる状況になりつつあるのであった。

民主党は、負け方を考える時期に来ているといえる。次の国政選挙は衆参同時となる3年後である。3年間、自民党に叩かれ続け、官僚からはおごり高ぶっていると批判され、有権者からは冷ややかな目で見られ続けていたら、3年後の選挙で、民主党は消滅する事になる。

党が消滅するだけならばまだしも、落選した元議員は、日本に暮らす場所が無くなるところまで行くであろう。3年後の選挙で負けても、その次の選挙で再び政権を取れる政党になるには、民主党自身が変わらなければならない。

3年間で信任を取り戻す事が出来ないならば、春の統一地方選挙にあわせるとか、9月民主党代表戦直後といったタイミングで、衆議院を解散してしまった方が、まだ、政党として生き残れる可能性がある。

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