http://d.hatena.ne.jp/kasawo/20100520/p1
「若い頃、数日は音楽を聴かない時があった」と知人に語ると
知人に「それは異常」と言われた、とある。
>音楽を真剣に聴かないで、青春の衝動や焦燥を何に仮託してたんですか。
>音楽って二十歳すぎくらいまでのよくわからない衝動にダイレクトに、
>インスタントに利くじゃないですか。
せいぜい高度成長以降、ビートルズや反戦フォークの登場以降じゃないのか?
20歳の若者が「朝起きてから夜寝るまでに聞こえてくる音楽の量」を、戦前と今とで比較すると、
10倍、いや100倍になるのでは?
戦前であれば「蓄音機を持っている金持ちのボンボン」しかできなかったハズだ。
「音楽に青春の衝動を託していた」時代なんて、50年もないだろう。
というか、2010年の現代でも、音楽が市中に氾濫しているのは、せいぜい先進国だけであり、
中国やインドの農村などは、まだまだ音楽は「レア」じゃないのか?
もっと言えば、「現代社会は音楽インフレ社会である」といえる。
ということで、音楽インフレ社会の価値観からすれば「若者が音楽に青春を仮託するのが当然」となるが、
音楽がインフレしてなかった戦前でも、ちゃんと若者は生きていたのである。
恐らく、当時の若者は小説に青春を仮託していたんじゃないか、と思うのだが。
それちょっとズレてないか? >カセットテープや、MDや、CD-Rに入れて、私にくれた。 つまりその時代の話なんだよ。 何も戦前まで遡っているわけでもない。当時の彼らの周りでは、 ...
音楽で溢れてるだろう。 後進国だろうと、アフリカの小さな部族だろうと 江戸時代だろうと、中世ヨーロッパであろうと。