2010-05-21

音楽青春を仮託できる社会」の方がレア

  http://d.hatena.ne.jp/kasawo/20100520/p1

  のブログで、ブログ主

  「若い頃、数日は音楽を聴かない時があった」と知人に語ると

  知人に「それは異常」と言われた、とある。

  >音楽真剣に聴かないで、青春衝動や焦燥を何に仮託してたんですか。

  >音楽って二十歳すぎくらいまでのよくわからない衝動ダイレクトに、

  >インスタントに利くじゃないですか。

  ・・・しかし、日本で「青春衝動音楽に託し始めた」のは、

  せいぜい高度成長以降、ビートルズ反戦フォークの登場以降じゃないのか?

  20歳の若者が「朝起きてから夜寝るまでに聞こえてくる音楽の量」を、戦前と今とで比較すると、

  10倍、いや100倍になるのでは?

  そして、「自分の好きな音楽を聴く」ということは、

  戦前であれば「蓄音機を持っている金持ちボンボン」しかできなかったハズだ。

  人類の長い5000年の歴史の中で、

  「音楽青春衝動を託していた」時代なんて、50年もないだろう。

  というか、2010年の現代でも、音楽が市中に氾濫しているのは、せいぜい先進国だけであり、

  中国インド農村などは、まだまだ音楽は「レア」じゃないのか?

  もっと言えば、「現代社会音楽インフレ社会である」といえる。  

  ということで、音楽インフレ社会価値観からすれば「若者音楽青春を仮託するのが当然」となるが、

  音楽インフレしてなかった戦前でも、ちゃんと若者は生きていたのである。

  恐らく、当時の若者小説青春を仮託していたんじゃないか、と思うのだが。

  

  では、小説すらポピュラーじゃなかった江戸時代はどうなんだろうか? 

  • それちょっとズレてないか? >カセットテープや、MDや、CD-Rに入れて、私にくれた。 つまりその時代の話なんだよ。 何も戦前まで遡っているわけでもない。当時の彼らの周りでは、 ...

  • 音楽で溢れてるだろう。 後進国だろうと、アフリカの小さな部族だろうと 江戸時代だろうと、中世ヨーロッパであろうと。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん