全然愛情も何もない相手とただ「それ」だけをするために一緒にいることから、つくづくそう思った。
で、なんで子供を作るわけでもなく、
性器同士を結合させるなんて無意味なことをするのか、
まるで理由が分からないね。
でも、男と女がいたら「それ」をするんだよね。
愛なんてのは人間が高度な知能と文化を身につける中で紡ぎだした物語で、
本質はこの性器を結合させることに帰結するんだろうね。
神様の命令なんだろうなあ。
「それ」だけはしたいから、男と女は他に何も価値がなくても一緒にいるメリットがある。
という点でセックスと言うのは、男と女をつなぎ社会を維持するための潤滑油だし便利な楔だと思う。
しかし心のないセックスと言うのは
いうなればベルトコンベアで回ってきたモノに同一の作業を施すような、
不毛で非生産的で、創造性も建設性も自己実現性もなく、人間をモノ化する悲しい作業。
「人間らしい」セックスとは、お互いの価値の承認、存在価値の確認を伴う。
コンラート・ローレンツの本に 「餌を十分与えられて育てられた鳥が、野生の鳥と同じく、部屋の隅に向かって『見えない虫を捕まえ』『その見えない虫を地面に叩きつけて殺す』とい...