2009-08-01

見栄で嘘を吐いた鬱病患者愚痴

嘘が許されない局面で嘘を吐いた。

こんなことなら黙っていれば良かったのだ、今まで通り。

状況を特定されない程度に具体的に書けば、もしかしたらそれなりに他人の関心を惹いてそれなりな助言をもらえるかもしれない。そのような淡い期待を抱いて匿名ダイアリーに来たが、いざこうしてみればやはり書けない。関係者に万が一見られて更に信用を失うかもしれないリスクを想定する。

やはりブラウザを閉じてしまうべきかとも思ったが、それではこれまでと同じなので、敢えて書こうと思う。

簡単に言えば、連絡してもいないのに「連絡したのに返信がありませんでした」という言い方をして、今まで連絡しなかった気まずさを切り抜けようとしたのだ。

だが、そんな嘘はすぐにバレる。そして何故そんなつまらない嘘をついたのか?……見栄ですか。どうなんですか、それがいい大人のやることですか。

連絡した内容自体にも問題があるため、上記のこととあわせて人の信頼を失うような言動をしたのは確実である。

私は世間では評判の悪いメンヘラである。

このことは広く認知されており、かつ受容はされている。私が属しているコミュニティは、共同作業の割合が比較的少ないので、共同作業を阻害さえしなければ、コミュニティの一員として残留可能な状況である。その意味で、メンヘラが生き残りやすいとも言われているぐらい、比較的恵まれている環境である。

だからといって、社会的に問題のある言動・非常識な言動が受容されるわけでもないし、受容して欲しいと要求するつもりはない。

むしろ、そうならないように極力配慮し続けた。迷惑をかけないように努力した。

そうしたら、誰にも何も言えなくなっていた。

自分が今何を考えており何を感じているのか、人に主張するのが苦痛になっていた。

私は、常識的な人間が取るべき行動をある程度は意識できていると思っている。今回のことも、どこをどうすれば問題が起きずに済んだか、そのためには自分がどうするべきであったか、は頭では分かる。連絡するのが気まずくなる以前に連絡を取れば良い、等。

しかし、何故か出来ない。どうして出来ないのかよく分からない。それが病気であるからなのか、それとも私自身に問題があるのからなのか、それもよく分からない。

おそらく、優しい人は、病気だからだ、と言ってくれるかもしれない。だが、たとえ病気だろうと何だろうと、五体満足である程度の意思表示が可能な人間が、全く自己主張をせずに生きていくことは不可能である。

自己主張が困難な割にこれだけの長文が書けるじゃないか、と思う人もいるかもしれない(私自身がそう思っている)。そう、その通りである。私はもう自己主張するのに疲れました、という自己主張ほど滑稽なものはない。これは、ある程度の社会性を帯びた自己主張をするのに疲れた、ということだ。「自分の主張は他者のものより(これこれの点で)優越している」「自分は他者に(これこれの点で)好ましい存在である」というアピールのことだ。

ごく普通社会の中で生きていこうとすれば絶対にやらねばならないことが、出来なくなった。自分という存在・自分の持つ思想、それが何らかの形で社会承認されるべきである、と思えないのである。承認されたくもない、というのならば仙人にでもなればいいのだろうが、そこまで枯れてもいないし、非凡でもない。

私の自意識はそうとう過剰である。それに反比例して自尊心が低い。自意識自尊心バランスが崩壊して、心が病んだのだと思う。投薬治療カウンセリングも受けた。だが、この部分を改善しないと治癒はないだろう。それどころか、社会的立場の悪化によってさらに自尊心を失った結果、悪化するだけだろう。現状はそれに近い。

結局、私は私自身の力で私をどうにかしてやらなければならない。

何とも平凡な結論である。

  • 分析とかいいから、まず、自分のしでかしたその事実に対して関係者全員、ひとりひとりにきっちり謝ること。 まずはそれから。でないと、あんた、また同じことやるよ。   http://anond.h...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん