2009-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20090212002102

働けど働けど。

嫁ぐ。

女性結婚したら誰もが幸せになれるのか、

結婚できなければ誰しも不幸なのか。

独身女性が楽だなんてこれっぽっちも思わないであろう。

働くにんげんの辛さは誰もが知っている筈だから。

主婦がそれに劣るというとこも決してない。

家族を思いやる心のなんと温かく有り難いことか。

職種・労務の内容は異なれど、そこに貴賎はない。

愛する。

結婚することが幸福なのではない。

大切な人の、幸せを願い、気持ちを注ぎ続けることで得られる

心の豊かさが幸福を育むのだ。

しあわせは、自分の心が決めることだから。

一生心を添い遂げられるパートナーと出会えることは幸運であろう。

しかし、それが配偶者である必要が、果たしてあるのか。

今持てる家族、友人を大切にすることから始まるのではないだろうか。

働けど

それらを踏まえた上で。

私は結婚共働きだった。

夫より早く家を出、先に却って夕飯の支度をし、の繰り返しの日々。

せめて5時間は寝たい、と思いながら、夫の手取りの半分ほどの給料を稼いでいた。

職場には父と同年代の男性の室長がいた。

室長は無能だった。責任を逃れるために全ての職務を女性リーダーに委ねていた。

リーダーは奔走し、室長は虚ろな目で右往左往するばかりで役に立たなかった。

その様子を尻目に、我々一般社員は死にものぐるいで働いていた。

室長は定時を過ぎても居残っていたが、1日の仕事メールを1通書くだけであった。

ある日室長の給与を知ることになったが、それは一般社員の3倍ほどの額であった。

いつしか、私は心も体も疲弊しきって、ドクターストップのもと退職した。

そこで待っていたのは、安楽な時間

こんなに楽をしていいのかと思った。

私が働かなくても、夫の給与だけで十分食べていける、貯金も出来る。

職種の違いはあれど、男女でこれほど収入に差が出るものかと改めて思い知った。

実際室長は糞の役にも立たないのにあれほどの大金を手にしていたではないか!

私は、理系4大卒新卒採用正社員で、入社5年目で手取りが20万に満たなかった。

研究職なので残業代は出ない。往復5時間かかる出張にも手当は出ない。

私に限ったことではなく、社内の女性社員は大体横並びの収入であった。

仕事を辞め、専業主婦として安穏に暮らす日々。

一緒に働いていた仲間に、申し訳なくて顔向けが出来ない。

もしも心身が元通りになったならば、また働きたいと思ってるのではあるが。

以前よりもましな会社が果たしてあるのか。

いつか授かる子の為に、健康な身体と幾ばくかの貯金を残しておきたいのだが。

  • 母親が子供の頃にいなかった経験から一言。 『金はいらん。そのぶん、側にいて、遊んでおくれ』 だな。子供からすると。 いつか授かる子の為に、健康な身体と幾ばくかの貯金を残し...

    • そうだね。 せめて小学生のうちは、働きに出ないで欲しかった。 さみしかっただけだなんて、今更気付いても、もう埋めようがない。

    • TBが付くなんて思っても見なかったです。ありがとうございます。 子供が小学校の間、いや少なくとも10歳になるまでは側にいたい。 その為にも、授かるまでは働き続けないと、育てる...

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