2008-03-03

マッチョじゃないし

ときどき自分はものすごく馬鹿非常識なんじゃないかと思うことがある。

たとえば

半日くらい真剣に、会社問題点を考えて、それを資料にまとめる。

かなり網羅的に検討してるし、問題点を分かりやすくまとめて、それに対して前向きな解決案を書けたと、自分では思う。

自信を持って提案するものの、玉砕。理由は・・・

特にないんだ。

単に反応がない。

網羅的な検討とか、本質的な問題解決なんて、実は誰も求めてない。

キャッチーバズワードが欲しいんだと思う。それが「心に響く提案」ってもんだ。

大多数にとって、正論を振り回すなんてことは「鬱陶しいこと」に過ぎない。

重要なのは流行であり、ポーズなんだ。

テレビに出てる政治家を見てみればよく分かる。

僕らよりずっと偉くて有名でいい収入を得てる彼らが、何か一つでも正論を言って前向きな解決に合意形成できるか?

単にワーワーと自分や党や既得権益の立場からの意見を一方的に言って、相手の意見なんて聞きやしない。

ここでは「議論していること」が大事なんだよ。議論が前進して何かを解決することじゃない。ポーズだ。

テレビを始めとするマスコミだってそうだ。

何か社会的に重要アジテーションを、みんなが納得するように意見形成できてるマスコミが一つでもあるか?

彼らにも哲学なんて無いんだ。すべては「報道してる」「社会派」みたいなポーズが必要なんだ。

中国は毒餃子について「知らぬ存ぜぬ」を貫くらしい。

理由は「日本人は忘れっぽいから」。

マスコミは「視聴率がとれなくなるから」近日中にニュースにするのをやめるだろう。

政治家は「国民の支持を得るために」もっと議論のかっこがつく、新しい意見が言える問題に移っていくだろう。

誰が悪い?政治家マスコミ

僕らが悪いんだよね。忘れるから。

そして、正論を鬱陶しがるから。

めんどくさいことが嫌いなんだ。それに同じことを聞かされるのは飽きる。問題意識はあっても解決する責任は無い。

当事者意識の無い烏合の衆がしたり顔で批判ばかりしてるから、何も進まないし、それを知ってる人たちは時間稼ぎの牛歩戦略をとることになる。

おれはね、でもね、許さないよそういうのは。

鬱陶しいと思われても、正論をぶつけてやるし、しつこくしつこく問題を追及してやる。

おれはマッチョじゃないし、マッチョにはなれないけど、だからこそ自分が所属する組織会社社会も、良くなるように声を上げ続ける。

そうじゃないと、このままじゃ潰されるからね。やるしかないし、そういう危機感を共有していきたい。

  • http://anond.hatelabo.jp/20080303231214 すごいとは思うが、まとめて検討して一気に出したの? それって単に周りを見ることが出来てないだけじゃないかな。 良くしたいなら巻き込むことだよ。 ...

  • 人は感情でしか動かないしいくら正論吐いても無駄だって。正しさなんて無力だよ。てか自己満だよ。 一気に、とかじゃなくてもっと細かい具体的な事から始めたら?小さくても実績残...

  • 今日も正論でぶち当たってきました。 いわく「気分が悪い」そうで。 根回しが大事っていうのは、組織対組織とか組織間の協力みたいなことで、組織内の話であればもっとストレート...

    • 根回しと戦うって、不毛だなー。 会社員向いてないよ。 その書類まとめてる時間使って、起業した方がいいと思う。 会社のためにも、自分のためにも。

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