はてなキーワード: 辞表とは
『釣りキチ三平』で知られる漫画家の矢口高雄が銀行員時代、漫画家デビューしたが果たしてそれ一本で行くかどうかみたいな生活をしていたころ、新しくやってきた上司(だったか赴任先の新しい上司)に「漫画を描く“趣味”」を馬鹿にされ、ついには辞表を出すことになるという自伝漫画を描いている。
矢口はその上司をやり手ではあることを認めつつ「バリバリ氏」と呼んでいた。矢口の勤務先は秋田県で第二の地方銀行であり、時代も「24時間働けますか」みたいなのよりはもっと古いので、そこまで「バリバリ」ではなかろうと思うのだが、のちのち週刊漫画家になってそれこそバリバリ働いたであろう矢口が、そんな漫画に理解のない(当時としてはまっとうな大人であった)銀行員を評して「バリバリ氏」なのだから、この言葉のニュアンスというのは増田の持つイメージとはだいぶ異なるのではないかと思える。
(※この漫画自体はだいぶ後になって描かれたものなので、ここで「バリバリ」という語を選択した矢口高雄はだいぶ老年になっているかもしれない)