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2011-01-16

AKB48オールナイトニッポン1月14日

AKB48オールナイトニッポン1月14日

パーソナリティ大島優子北原里英田名部生来

1月20から渋谷AKB48コンサートが行われ、それを全国の映画館で中継することになっている。

それについて大島いわく

うちのお父さんは映画館4日間ともチケットもう取りました(さーすがー すごーい)。

見に来れないからさ、身内もう来れないじゃない(うーん。来れなーい)

人数多くなっちゃってさあ席も用意できませんから

映画館で、チケット抽選したですけどはずれちゃったと、

「だからチケットお父さん今日4日間取ったよ」と連絡が来ました

よかったー。どっか栃木県のどこかでお父さん現れるかもしれない・・よろしくみなさん

http://pingpangpong.blog74.fc2.com/blog-entry-25.html

驚いた。そしてちょっと感動した

つまり、あの大島優子であっても、自分の実父のための席を用意することができないということだ。

たとえ大島の父であっても、チケット抽選で優先的に扱われることはないということだ。

そういうことを、彼女はさらっと語った。

ファンは大島が父親に席を用意しても許してくれるだろう。しかし、AKBというシステムはそれは許さない。

そして大島も(北原、田名部も)それが全く自明のことと受け入れている。

どんなにビッグになっても、AKBは「会いに行けるアイドル」。それがAKB存在原理だ。

AKBはファンと直接繋がっている。間に代理店とかギョーカイ人とかは介在しない。

そして全てのファンは平等

この原理の前では、大島の父親も一人のファンでしかない。たとえ実の娘であっても、アイドルに会いに行くためには、同じ試練をくぐらなければならない。

「ファンを大切にする」という観点からは、この態度は圧倒的に正しい

アイドルはファンにとって擬似的な恋人である彼女一人対彼氏数万であっても、それは恋人関係に他ならない。

恋に嫉妬はつきものであるが、なぜ数万人の「彼氏」達は「彼女」を愛し続けることができるのか?

それは、そこに「彼氏としての機会(チャンス)は平等」という幻想があるからだ。

外の世界アンフェアでいっぱいだ。出自、コネクション、外見。さまざまなセレクションが努力あざ笑う

だがAKB世界は違う。努力は必ず報われる。CDを100枚買って握手を100回すればきっと名前を覚えて貰える。

特別扱いされているファンはどこにもいない、努力すれば「チャンスの順番」はきっとくる。

それがAKB世界を貫く共同幻想だ。

からメンバー恋愛はご禁制だし、特定のファンとの非公式な接触はご法度

たとえ大島の親であっても特別扱いはできない。

実に正しい

しいが、どれほど困難で非情な態度であるか。

それを貫くAKBと(おそらく)秋元康

恐るべしAKB

恐るべし秋元康

 
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