出がけに忘れ物に気づいたらしい友人が、自分の椅子に掛けていた上着の右のポケットからカードを取りだし、その後、左のポケットにも手を突っ込んでから戻ってきた。
尋ねると、カードを取りに戻ったのだ、と言う。
では、なぜ右のポケットでカードを見つけたのに、左のポケットも確認したのか。
右のポケットに探していた忘れ物があったなら、左のポケットにはまだ自分が気づいていない忘れ物があるかもしれない。
おそらくは、そんなことを考えたのだろう。
自分には同じことはできないな、と思った。
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