暁の空に大群のムクドリが寄る辺を探し鳴き飛び回る
その声に反応した猫は布団からするりと出て窓辺に向かう
しかし狙うはずだった獲物たちはすでに飛び去り影も形もない
つい数秒前まで寝ていた猫の目は爛々と輝きつつも
顎が外れそうなほどの欠伸、気持ちよさそうな伸び
手元のスマホを手に取ると6時近い表示がぼやっと浮かぶ
同じように伸びをして眼鏡をかけて床を出る
今日1日分の猫のご飯を計り皿を用意するころには
窓辺から足元に移動し、するりと寄りつき朝食をせがむ猫の体温が心地よい
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