■自分だけまだあの頃に居るような気がする
大人になって、おっさんになって、表面上は成長してきた。出世もしたし結婚もした。良いことも悪いこともそれなりに経験してきた。でも一人で酒を飲んでいると未だに20年前に居るような気がしてくる。もうとっくに失くした青春にずっとすがって、思い出を反芻して生きている。思い出の中の世界だけが本物で、今の世界はなんだか作りものみたいな感じがする。あの時掴めなかったものだけをずっと追い求めて生きているのかもしれない。そんなものになんの意味もないってわかっているのに。
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