誰かとその猫と一緒の家に住んでいた。
ある日別の家に引っ越す事になったが、その猫は体力が無いから連れてゆけないという話になり、自分もよく分からないままにそれに同意する。
いよいよ家を出る時、他に置いてゆくいくつかのガラクタのそばで、小さくうずくまって目も開けられない老猫が、震えながら弱々しくにゃあと自分に鳴いていた。
たまらず抱きかかえ、どうして連れて行けないのか、もう一度話し合おうと思ったところでものすごく寂しい気持ちで目が覚めた。
Permalink | 記事への反応(0) | 22:19
ツイートシェア