これ読んで思ったんだけどさ。
一番古い記憶が幸せな記憶の奴って羨ましいよな、って思うんだよ。
俺は足の甲をトラクターのジョイントに挟まれて孔が空きそうになってるのが一番最初の記憶。
泣いてないんだよな、記憶の中の俺。
ちょうど足を置くのに都合のいい感じの穴が開いてて、そこに足突っ込んでた。なんかキャラクターの靴はいてた。
そしたらしばらくしてからトラクターのジョイントがぎちぎち動きだすの。
父親がトラクター止めて助け出したはずなんだが、その辺はまったく記憶にない。
あー、足挟まれてんなー、って爪先眺めてるとこに青いトラクターのジョイントがじわじわって迫ってくるので途切れてる。
足に手術痕はまだ残ってるのに、それしか覚えてないんだよ。
この世に生れたばかりだと7歳まで危機感とか生死がわからんのだそうだ 魂が若いんだろうな