「まあ、とんかつが落ちているわ」
「本当に!」
「誰が落としたのかしら」
周りには人っ子一人いません
とんかつを落として探している人は見当たりません
「すみ吉のとんかつに見えるわ」
「何をおっしゃっていますの? これは間違いなくかつ松のとんかつですわ」
お嬢様たちは一歩も譲りません
自説を曲げようとしませんでした
一人のお嬢様が意を決したように言いました
「こうなったら食べてみるしかありませんわ」
他の二人は反対します
「まあ!」
「はしたないですわ!」
そこに一人の味皇が現れました
「うーーーーーーーーーーーーーまああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「うどんのうーさん」
美味しんぼより味っ子がすきな人の方が信用できる
わかる。 でも仕事ができるのは美味しんぼ好きのほうなのがかなしい。