猫はわたしの頭の匂いをかいでいる。
猫はわたしのワンピースで遊んでいる。
猫は何も知らない。
世界五分前仮説もわたしの鬱もアイゼンメンジャーとかファローとか、そんなことも知らない
知らないでごろごろとのどを鳴らしてただ横で眠ったり、外のちょうちょうと遊んだりしている
外には強くて怖そうな猫がたくさんいるんだぞ!と脅しても、何もわかっていないような顔でご飯をくれという
きみたちにおまんまを食わせるために今日も働いてくるよ、と言っても階段で控えめなお見送りをするだけだ
もう3年も一緒にいるのにわたしの愛をまるでわかっていない
しかしどうやら夫にはべたべたと甘えているらしい。なんなんだ。
Permalink | 記事への反応(1) | 22:36
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灰よ