「非モテという言葉を使うのは、畢竟非モテたちだけなのです。それ以外の健常人には非モテへの関心は全くありませんし、そのような存在に意識を向けることさへできません。よござんすか、健常人には非モテは見えないのですよ」
先生と呼ばれた男はそう言った。私は、それではあまりにも、と言いかけて、やめた。考えてみればなるほど一理はある。「先生」は続ける。
「とにかく戀は罪悪ですよ。よござんすか。そうして神聖なものですよ。」
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